イラク戦争とテロリズム [東京情報大学] [情報文化学科] [平成16年度卒業研究概要集] [平成16年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
石塚 省二 ゼミ 平成16年度卒業論文
イラク戦争とテロリズム
嶋田 睦洋

戦争が終わった今日でもイラク国内では武装集団によるテロが多発している。無関係なジャーナリストなどの民間人を人質に取り、日本の自衛隊など各国の軍隊の撤退を要求、都市の爆破などで多数の死者が出ている。テロリストたちを根絶し、世界の平和を守るための戦争だったはずがイラクでは治安はますます悪くなり、いまだに争いが終わることがない。さらに戦争で多数の死者を出したのにもかかわらず、いまだに死者は増え続けている。イラク国民の間でもテロリスト達を賛美し、アメリカ軍を快く思っていない人々がほとんどである。そうなるとブッシュ大統領が行ったイラク戦争は世界平和のために行ったものなのだろうかという疑問が残る。これを明らかにするためにまずイラク戦争が起きるきっかけになった01年9月11日に起きたニューヨークの世界貿易センター(WTC)のツインタワービルとワシントンの国防総省(ペンタゴン)を襲ったハイジャック機による「同時多発テロ」について論じることにする。