東京ディズニーランドの経営方法とテーマパーク業界の未来 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成16年度卒業研究概要集] [平成16年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
石塚 省二 ゼミ 平成16年度卒業論文
東京ディズニーランドの経営方法とテーマパーク業界の未来
佐々木 梓

千葉に来たときに一番の楽しみにしていたことがある。それは、「東京ディズニーランド」に行くことだった。この大学生活4年間の間に、東京ディズニーランド(以下、TDL)に行った回数は20回近くである。その間に、他のテーマパークにもいろいろ行ったが、やはりTDLに行った回数はダントツであり、リピート回数が半端ではない。

なぜ増えるのか…増え続けるTDLのゲストたちの背景について論じようと思う。

また、テーマパーク業界とは、『TDL』や『ハウステンボス』に代表される「テーマパーク」と、『としまえん』、『浅草花やしき』のような「遊園地」から構成される。そのテーマパークとは、その名の通り、ある一定の「テーマ」に沿って建設された公園のことではあるが、公園とは言っても、集客力とアミューズメント性を高めるための施設が含まれることが多く、テーマを持った大規模な遊園地とも言えるだろう。しかしこのテーマパークは、バブル期を中心に地方経済活性化を掛け声として全国に次々と造られたが、バブル崩壊後、プロジェクトが中止になったケースも多く、既存施設でも集客に苦労するものが多い。バブル時代のテーマパークブームが去った後、これからのテーマパークや遊園地が抱えている問題を浮き彫りにし、業界最初にして最大の成功例、TDLに焦点を当てながら、最近進出してきたユニバーサルスタジオなどの新規参入テーマパークも絡めて業界の未来を探っていきたいと思う。