天理教〜信者の歩みとともに〜 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成16年度卒業研究概要集] [平成16年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
乾 照夫 ゼミ 平成16年度卒業論文
天理教〜信者の歩みとともに〜
石井 敏貴

我々にとって宗教とは、どのような存在であろうか。人間を平和へと救済するためのものであった筈が、いつの間にか平和に慣れ、無宗教状態が広まり、最近では戦争の原因として宗教問題が挙げられることも珍しくない。

多様性を持ち、摩擦を繰り返す宗教社会の中に在りながら、今日各国に渡り、広がる宗教に「天理教」がある。もちろん天理教の歴史においても、対立や弾圧等の暗い部分は存在する。しかし、それを経て「主義主張を超える」という極めて困難な問題を解消した、という結果こそ注目すべき点である。

信者は何を求めて天理教を信仰し、何を得るのだろうか。この論文は、そんな「天理教」の成立と、一信者の人生と信仰の様子を聞きまとめ、自分なりの宗教観を論じたものである。