プロジェクターのカタログへの性能表記などの測定方法・測定条件には、業界で統一した基準がなく、一般的なユーザーにとってはカタログに載っている数値を見てもあてになりません。そこで、ユーザーの使用条件ではどのプロジェクターがいいのか測定機器をパソコンと接続し「Visual Basic6.0」を用いて自動制御して測定した。
室内の壁が白く光が反射してスクリーンの明るさに影響するので暗室を設営し、その中のスクリーンへパソコンや信号発生器やDVDプレイヤーからプロジェクターへ信号を送り、投射した映像を測定して、写真撮影してカタログとの違いを見てみた。レンズを冷却するファンがうるさいので今回の研究とは関係ないのですがファンノイズの測定もした。
研究の結果、作成したアプリケーションでは測定ポイントの自動制御を出来ないので手動での測定になったりし、測定直後にプリントアウトできる形にならずに、まだアプリケーションに改良の余地があった。また、測定前のウォーミングアップ時間の統一のなどの測定方法にも不備があった。