プロジェクターが映し出す大画面で高画質な映像を楽しむためには、画面に映る映像がきれいなものでなければ、映像の画質の良さを肉眼で確認することはできない。そこで画質調整によって、視聴者がきれいだと感じる映像が必要である。またプロジェクターの性能によって、大画面で見る映像の画質も若干変わってくるので、プロジェクターの良し悪しを判断するためにプロモーション映像を作成し、画質評価を行う。
プロモーション映像はいくつかの動画像を構成したものである。あらかじめ撮りたいものを決めて撮影しておき、その中から画質評価に適していると思う画像をピックアップし、種類別に分類して編集し、5分程度の映像を2本作った。大画面で見ると、初めに作った作品と2回目に作った作品の両方に、明るさの足りないものやズームが早かったり、カメラのピントボケが目立ち、画面を見るのに目が疲れてしまう映像がいくつかあった。
研究当初は、デジタルカメラを使った静止画像に興味があったが、映像が動いたほうが視聴者に興味を湧かせて、視聴しているときに飽きをなくせるということで、従来どおりの動画での研究を行うことにした。また研究内容に試行錯誤していたので、素材の撮影時期が夏と秋に集中した結果、四季を感じさせないつまらない内容となってしまった。
しかし全体を通して、動物から自然・植物とバラエティーに富んだ内容に仕上がった。