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横澤 美紀 ゼミ 平成15年度卒業論文
ビデオ信号発生器のパソコンによるリモート制御
大竹 正尊

画像を評価する際に用いる『信号発生器』とは、調整するモニタに必要な評価用の画像を映し出すもので、その画像によって輝度や色度、歪み、色の再現などが的確に表現されるかの測定調査に用いる。これらは既に用意されている画像であり、メーカーによって微妙なズレや歪みなどが発生する。このズレや歪みはまず修正することができない。

本研究では評価用の画像を作成すると同時に、それを外部コンピュータから制御し、素早く修正することが可能なアプリケーションシステムを『Visual Basic6.0』を用いて作成する。信号発生器は、アストロデザイン社製『ビデオ信号発生器VG-814』であり、マニュアル操作よりもリモートでの操作性に優れており、より緻密に画像を作成することができる。

研究の結果作成したシステムでは、1つはパネルROMに登録されている任意の画像データを呼び出し、ディスプレイに表示することができるようになり、2つ目は、水平及び垂直タイミングの設定データの受信をアプリケーションシステムに取り込むみ活用することができるようにした。 これらの特徴は、マニュアル操作でも容易にできる操作であるが、リモート操作によってより円滑で複雑な制御が可能になった。システムはまだリモート制御の利点を引き出すことができてはいないが、十分発展性に富むものに出来上がったと考えている。