ゼミで学んだ映像制作の方法を用いて、映像作品として教育ドキュメンタリーを制作しました。
私たちが普段利用している水がどこから来て、どのような過程を経て飲み水になり、そしてどこへ行くのかという一連の流れを扱い、小・中学生程度を対象にした内容です。ナレーションはありませんが、文字(テロップ)での説明と質の良い音楽にこだわり、小・中学生に水の大切さを伝えることを目的にしました。
この映像作品を作り上げるまでに、企画、構成、撮影交渉、撮影、編集という工程を一人でこなしました。まず、作品をどういった内容にするかを考えます。またある程度決まったら撮影する機関へ撮影の交渉をするなど、事前の準備をします。こうしてきちんと作品の構成が出来上がったら、デジタルカメラでの撮影をします。撮ってきた映像をパソコンへ入れて映像制作ソフトでの編集作業を経て、映像作品に作り上げました。
作品内容のあらすじは、オープニング→多摩川の源流域(奥多摩)→奥多摩湖(小河内ダム)→多摩湖(村山貯水池)→東京都水道歴史館・水運用センター→水道水の再利用方法→都市の中での水が活用される様子→東京都葛西処理場→葛西臨海公園(東京湾)→エンディングになっています。色々な場所での撮影、水道歴史館と葛西処理場の職員さんのインタビュー、水道水の再利用などの撮影を実施するにはさまざまな苦労がありましたが、その結果、たくさんの人々との出会いと思い出もでき、自分自身満足のいく内容になりました。また自分自身で映像作品を企画、構成、撮影交渉、撮影、編集するという作業を最初から全て一人でこなすという経験を経て、映像作品に対する可能性や問題点を多角的に研究することが出来ました。