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伊藤 敏朗 ゼミ 平成15年度卒業論文
広告に関する研究
吉田 晃子

本研究は「広告」に関して、その表現手法や産業としてのあり方など、様々な角度から研究したものである。まず宣伝広告というものの歴史的な起源や発達の過程などについて明らかにし、時代と共に変化してきた広告の戦略、表現方法の発達などについてみてみる。広告の種類としては、テレビ・ラジオCMをはじめ、新聞・雑誌広告、屋外広告、交通広告などさまざまであり、近年ではインターネット広告も使われるようになってきた。これらの媒体や方法の異なる広告手法の特徴や効果、制作コストや到達コストなどについて比較検討をおこなう。広告には歴史があり、日本には江戸時代から独自の広告宣伝術があった。そこで江戸・明治・大正の3つの時代の広告について調べ、また、日本の広告費の状況などについて分野別に調査した。つぎに、テレビ広告に関して、様々な基準が定められている日本民間放送連盟の放送基準を調べるとともに、テレビ広告の計画・企画・製作などの制作の流れを明らかにした。また、テレビ広告を表現形式によって分類し、それぞれの長所・短所について考察した。このような研究を通して今後の広告業界のあり方や課題について考察する。