今回、私は「人間と動物の関係学」を卒論のテーマに選んだ。きっかけは元々アニマルセラピーに興味を抱いていた事に始まる。最初は「アニマルセラピー」について色々調べていたが、調べていくうちに、過保護なまでに大切に扱われているペットがいる影で、増加する捨て犬、捨て猫、そして動物虐待が行われている事実を知り、人間と動物は今までどうのように付き合ってきたか、そして、これからどう付き合っていくべきなのか、幅広い範囲で「ペット」というものについて深く考えさせられた。
人間と動物が共存するのは、どちらかが支配したり、服従されたりといった一方的なものではなく、対等の立場で共に生きていく事があるべき姿ではないだろうか。この理想の姿に近づけるためにも、私たち人間が努力するべき事がたくさんあると思う。そのためにも、動物愛護の精神がこれからも広がっていって欲しいと願う。