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乾 照夫 ゼミ 平成15年度卒業論文
インターネットマーケティング〜(株)日比谷花壇について〜
宍倉 美由紀

私がこの『インターネットマーケティング〜日比谷花壇〜』を卒業論文のテーマにした理由は第一に花が好きであり、花卉産業や経営に興味を持っていたという事からである。小さいときから花が好きで、アレンジメントの教室に通っていたという事もあり、この事と何か情報に結びつけられないかと考え、花の企業が行っているインターネットマーケティングに興味を持ったのである。そこで、100年以上も花屋として歴史があると共に、花卉産業のインターネットマーケティングにおいて最もシェアを占めている株式会社日比谷花壇という企業と出会い、研究したいと思ったのである。

この日比谷花壇は花卉産業中で最も歴史のあるということで、ブライダル・ブーケを日本に初めて紹介し、披露宴での花束贈呈シーンを発案したのも日比谷花壇である。そして、1950年戦後に戦災の傷跡が残る東京の復興計画の一環として、市民の憩いの場である公園に海外の例を習って、1950年にはフラワーショップを出店するといった、日本の高度成長期に花屋として多大なる成長を遂げ、日本の経済に大きく貢献したのである。

そして、IT産業が進み、インターネットが普及してからも、1995年9月には新規事業展開としてインターネットマーケティングをスタートさせ、成功を遂げている。インターネットビジネス、花卉産業のインターネットマーケティングとは何かを含めて(株)日比谷花壇のEC事業部五十嵐 豊氏との対談をもとにまとめたものである。