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乾 照夫 ゼミ 平成15年度卒業論文
レトロゲームについて
小原 沙明

マルチメディアが発展してきた近年、様々なメディアが開発されてきた。それはテレビであったり、ビデオであったり、数え上げるとキリが無い。その中で、私が注目するのはゲームである。

なぜゲームか。それは、純粋にゲームが好きだからである。テーマをゲームに絞ったのも好きなものをとことんまで知り尽くしたい、と思ったからだ。

次にプレミアという存在である。近年良く聞くようになったこのプレミアだが、これはゲーム業界にも存在する。今なお、もう市販されていないハードのソフトが高値で取引されている。そして、ハードも高値で取引されることがある。私も、よく中古でソフトを探したりするのだが、欲しいものには高価格がついていることもしばしばである。これはなぜだろうか。

もうひとつは、ハードの個性である。私が生まれた年代は、ゲーム業界で最も技術革新が見られた年代なのである。上記にも書いた通り、近年の業界のハード戦争には目を見張るものがあった。これは今までのソフトの主流がカートリッジであったところ、大容量のデータを保存することができるCDへと変化してきたからである。これにより膨大なデータ量を支えることができ、グラフィック、ミュージック、ボリュームの質が上がってきたため、各メーカーは技術を向上させてきた。

急速に発展してきたハード事情の中から、文中では私が生まれた当時の、最も知名度が高く、今でも愛されている任天堂「ファミリーコンピュータ」を、各メーカーが出した代表的なハードの性能を比べると共に、そのソフトの性質と、次世代機に変わるまでの過程をまとめていきたいと思う。