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乾 照夫 ゼミ 平成15年度卒業論文
ウォルトディズニーの歩み
青柳美奈子

ウォルト・ディズニーは今日生誕100周年を迎え、数々の分野で大成功を収めた。独特のアニメーション作品を数々制作する一方、ディズニーランドというテーマパーク産業を確立して、大成功を収めたことで有名である。彼の成功の多くは、彼によって生み出されたミッキーマウスなしではなされなかっただろう。

ウォルト以上に、ミッキーマウスはいまや世界中で知られる、スーパースターとなっているが、それはいつ頃からのことなのだろうか。

私の物心がついたときには、すでにミッキーマウスは身近な存在となっていたように思う。子供の頃の写真を見ると、隣にはミッキーマウスのぬいぐるみと一緒に写っているものが多い。ぬいぐるみは、東京ディズニーランドがオープンした1983年に来園したときに、祖母に買ってもらったものである。あまり記憶には残っていないが、自分で思っていたよりもかなり小さい頃に、ミッキーマウスに出会っていたようだ。

しかし、今日、私たちは、テーマパークや、商品産業の分野で活躍するミッキーマウスについてはよく知っているが、それ以外での活躍ぶりを、知ることはあまりない。それは、アニメーションの分野でここ最近、ディズニーのミッキーマウスのような主要キャラクターを見ることも少ない。それは、ウォルトのアニメーションは常に変化していたため、新しいアイディアが、次々と生まれていたからだろう。

しかし、今日、ミッキーマウスのイメージを聞くと、好きではない≠ニいう答えが返ってこないというだけに、その人気の秘密と歴史の長さに驚きの気持ちを感してしまうのである。そこで、本論文では、ミッキーマウスがいつ頃から人気者になったのだろうか。ウォルト・ディズニーがいまも世界中から愛される理由とは何なのだろうか。という問題を軸として、当時の映像作品を追って、彼の生い立ちと、ミッキーマウスの誕生、について論じてみたいと考えるしだいである。またそこから見つけ出していく。