インターネットを利用する人は増え続けブロードバンド利用人口は2007年には6000万人になると予想されています。そのような利用人口の増加に合わせて必要とされるコンテンツや個人のホームページも増えることは必至です。そうした多岐に渡るサイトを効率よく利用するための手段として"検索エンジン"の需要はますます高まってくると予想されます。最近ではなにか知りたいことがあれば「ググれ」いわれるぐらいWeb検索エンジンの代表でもあるGoogleやその効率よい検索の利用の仕方など、個人的興味で調べたかった事がこの卒業論文です。おおまかに分けて1章で検索エンジンの仕組み、2章で検索される側とされる側について、3章では検索結果において上位表示されるサイトの傾向、4章では検索エンジン業界やGoogleの検索システムについて調べました。たぶん一番考えていたこと、卒論として思いあたった動機だと2章が該当すると思います。また自分でテストサイトを作って検索エンジンのロボット(Webサイト自動収集プログラム)が訪れた形跡を調べましたが、あまり結果が思わしくなかったので論文には書いていません。
実際調べ始めてみると検索の仕組みからそれを運営している企業や業界など幅が広くどこまで手をつければいいかわからなくなりそうになり、全体的に内容が浅くなってしまいました。検索の仕組みなら仕組みだけで絞ってとことん調べたりすればよかったと思ったり、反省事項もいっぱいです。普段何気なく使っていた検索エンジンですがこの卒業論文で少しだけ見方が変われた気がします。