私は、基本的に以前より広告コマ-シャルに興味があったので、広告に関わる卒論を書くことにした。そして、日本とアメリカのインタ-ネット広告業界を比較し、インタ-ネット広告の現状と課題について卒論を書きました。卒論の中身を簡単に紹介します。
はじめに、日本のインタ-ネット人口は1500万人以上といわれます。98年のインタ-ネット広告費は前年比べて88.6%増の113.9億円に伸びている。2005年には1000億市場に成長しそうだと言われます。
インタ-ネット広告とは、「オンライン広告」と呼ぶのが一般的で、インタ-ネット広告の始まりは、1994年10月27日HOT WIRED(ホットワイア-ド)という創刊に14社のバナ-広告が掲載されたのがインタ-ネット広告の始まりとされている。そして、日本では、1999年4月に電通をはじめてする広告会社やメデイア社はインタ-ネット広告推進協議会を発足させたわけである。
次に、日本のインタ-ネット広告市場について考えると、1999年における日本の総広告費は5兆6996億円であり、インタ-ネット広告費の占める割合は、まだ0.4%にすぎない。
しかし、テレビ、新聞、雑誌、ラジオの4マスメデイアのいずれもが二年連続でマイネス成長となるなかで、インタ-ネット広告の伸びだけが際立っている。そして、2004年には2071億円になると予測されている。そして、アメリカのインタ-ネット広告市場は日本のインタ-ネット広告市場と比較したところを99年米国にインタ-ネット広告市場は46.6億ドル(約5000億円)で広告市場全体の2.1%しめるまでになった。日本に違って、アメリカでは国民の半数以上がインタ-ネットを利用している背景もあり、米国のインタ-ネット広告市場は日本の約20倍となっている。また、今後もインタ-ネット広告市場は拡大すると見られる。
インタ-ネット広告の種類としてバナ-広告(BANNER)ブッシュ型広告、キ-ワ-ド広告、ワイヤレス広告、リッチメディア広告、電子メ-ル広告などがあるのなかで、最も一般的な広告種類は、バナ-広告である。
最後に、インタ-ネット広告の重要性とインタ-ネット広告の問題点について説明し、卒論の紹介を終わりにしたいと思う。既存のメディアと比べ、インタ-ネットのバナ-広告はホ-ムペ-ジを宣伝する広告としては最も効果的なものです。それはバナーに対して興味がある人だけがクリックしてくれるので、これから商品などを買ってくれると思われる見込み客だけを選別しているからです。また、これまでの広告の枠組にあてはめることが出来ないほど情報量は無限大であるインタ-ネット広告は全世界版広告といえる。要するに、インタ-ネット広告の最大の利点はコンピュ-タ ネットワ-クに国境がないことで、国の規制や管理から解放された自由な発信ができる。また、更新(変更)が自由自在、インタ-ネットは24時間無休のメディアなので、情報の更新が自由にできる。そして低コスト,特にインタ-ネット広告は、マス.メディアを利用した広告と比べ、広告の制作も簡単なので、外注コストの削減もできる。
消費者の声を早く、正確にGETする手段としてきわめて有望なのであるということもインタ-ネット広告の重要性として考えられます。
インタ-ネット広告の問題点として不明瞭はひとつの問題点である。制作料金の価格基準が不明確である。
広告料金が妥当かどうかといることがあげられる。さらに、情報は多いため、広告自体の信頼性や公正さを判断するのも困難となりえることも社会面考えらます。最後のユ-ザ-の偏りも問題点として出てくるのです。まだまだ通信料が高く、ネット上のユ-ザ-には偏りがあるのが現状です。
現代社会では、インタ-ネット広告の役割は今後もますます高まるであろうということを極めて認識しました。