大泉 敬子 ゼミ 平成14年度卒業論文
現代の難民問題
加藤奈津子

目次

はじめに

第一章 時の流れと共に変わりゆく難民 〜キーワードは転換〜

1  時代ごとに追う難民の特徴

2  UNHCRの歩み

第二章 知られざる難民の姿

1  難民の発生要因

2  難民女性と子どもたち

3  難民キャンプの実態

4  国内避難民とは?

第三章 世界の援助体制

1  世界の受け入れ状況

2  日本の受け入れ状況

3  消極的になり始めた先進国

4 パンク状態の開発途上国

おわりに

第一章では、難民を冷戦時から現在に至るまでに発生した難民を、時代背景と共に、難民の特徴を見ていく。そして、UNHCR(国連高等難民弁務官)も同様に、時代ごとに歴史を見ていく。多種多様な難民の発生に伴って、援助も多種多様に変化を遂げている。第二章では、難民の実際の姿を見ていく。難民がどうして発生するのか、難民の大半は女性と子供が多く、その難民の人々に対する人権侵害や難民キャンプでの生活の現実を実際、起きている事件と共に見ていく。そして、国内避難民という国境を越えられない人々の姿を追っていく。第三章では、先進国での難民の受け入れ状況と日本の受け入れ状況を追い、その現状を考えていく。おわりにでは、まとめたものを論じている。