大泉 敬子 ゼミ 平成14年度卒業論文
サッカーから見る国際関係 〜日韓のサッカー交流関係について〜
飯島慎

論文の内容は、タイトルから解るようにサッカーを題材に論じてみた。2002年W杯日韓共催ということもあり、特に日韓の歴史や交流関係に注目した。日韓のサッカーの歴史と両国の間にどのような交流があったのかを追い、W杯共催によって両国の関係はどう変化していくのか、また、どう変化すべきなのかを考えてみた。

第1章では、サッカーの歴史を追った。サッカーの起源はイングランドで行われていた「フットボール」というボール遊びとされている。その「フットボール」がどのような変化を辿って現在まで至ったのかを見ていったのだ。

第2章では、日本と韓国にいつサッカーが伝わり、どう広まっていったのかを追った。日本には1873年、韓国には1882年にサッカーが伝わった。その後、サッカーはどのように全国に広まったのか、また、両国の交流や歴史を辿っていった。この時代は、日韓併合や戦争などがあり両国の関係は最悪であったと言っていいと思う。しかしながら、その中で、サッカーの交流が行われ続けたのは驚異的である。

第3章では、2002年W杯共催を追った。また、FIFA(国際サッカー連盟)についても調べた。共催に至った経緯や共催によって両国はどう変わったのか、また、どう変わっていくべきなのかを考えた。

準備不足もありやや不満も残る面もあるのだが、私が好きであるサッカーを題材にして論文を書くことができ、満足している。