MP3を楽しんでいる人ならばそのエンコーダとデコーダの音質が気になる。しかし、まだエンコーダとデコーダ間の音質評価ははっきりしていない。正しい評価は難しいと思うが、ここではCool Editを使ってエンコーダとデコーダの客観的な音質の違いを調べてみることにした。
圧縮によって音に変化があるかどうかを調べた。その場合、符号化(エンコード)を行う時、復号化(デコード)する時どちらで音に変化が生じるかを調べ、エンコーダ、デコーダの違いによっても音質が変わるのかを調べエンコーダ別にその特徴を知ることにする。
客観的な音質評価(比較)は、具体的にエンコーダあるいはデコーダを変えた2つの音の波形のピークを目で見て合わせてその差を計算した。差の振幅が大きいところのスペクトルを調べてどの周波数で違いがあるのかを調べた。
エンコーダをScmpxにした時、全般的にデコーダ間の音質差は大きかった。 デコーダをScmpxにした時、エンコーダ間の音質差はエンコーダによって異なった。エンコーダをApsにした時、全般的にデコーダ間の音質差は大きかった。デコーダをApsにした時、エンコーダ間の音質差は中程度に大きいかった。エンコーダをEasymp3にした時、全般的にデコーダ間の音質差は少し高くなった。デコーダをEasymp3にした時、エンコーダ間の音質差は全般的に高かった。エンコーダをgogoにした時も、デコーダをgogoにした時もencoder、decoderに関係なくデコーダ間の差はほぼなかった。
符号化(エンコード)を行う時、復号化(デコード)する時どちらで音に変化が生じるかを調べた。その結果同じエンコーダでもデコーダの違いによって音に差が現れるし、同じデコーダでもエンコーダの違いによって音に差が現れた。このようにエンコーダとデコーダどちらか一方が変わることによって再生音質も変わってくるのがわかった。