この卒業論文のねらいは、情報分野の利用に関連した世界経済や金融の事情を大まかに把握することであると同時に、その優れているところや問題点を挙げ、それらについて考察することである。
今、世界はインターネットで繋がっていると言っても過言ではない。インターネットを利用することにより、世界中の人と交流を持つことができる。それは、経済的な事柄でも同様であり、世界の経済情報なども瞬時に得ることができる。
今、インターネットを利用することにより、買い物をしたり、インターネットでの放送をテレビのように観ることもできるようになっている。さらには、銀行の振込みや残高照会などもパソコンなどの端末からできるようになっており、インターネットを利用してできることの幅は日々広がってきている。
このようなインターネットの世界の発展には、ブロードバンドと言われる、大容量高速通信の発展が理由として考えられる。ADSLやケーブルネット、光通信などがあるが、日本も世界的に見て遅れているもののここ数年で急激に発展し、インターネットのコンテンツの拡大がなされている。このことに伴い、パソコン自体の発達も目覚しい勢いである。今、日本は情報分野の利用による経済の分野では、世界でトップクラスにあり、今後もさらに発展することが考えられる。
インターネットを利用する上でのセキュリティや、個人情報の漏洩などプライバシーの問題など、問題点も様々なことが挙げられるが、これらは時間が経つにつれて改善されていくだろうし、今後、さらにインターネットによる行動範囲が広がるだろう。
この卒業論文では、こういったことについて幅広く検討し、自分なりの解釈を踏まえて論じた。多少ではあるが、日本のこの分野における位置を把握できたと思う。