小町 眞之 ゼミ 平成14年度卒業論文
楽譜のない音 〜音が生み出す笑顔〜
宇佐美 陽子

初めに、私が卒業制作で"音"に関わったことについて調べようと思った理由として、漠然と私自身が、音楽が好きであるから。加えて、音が人の感情にもたらす不思議な力や日常生活において、とても重要な存在であると感じそれらについて調べ、伝えていければと思い研究に取掛かりました。 その後、私は、音楽療法士という一冊の本と出遭うことにより、実際にボランティアに参加し体験することで、自分が音を提供することで人の表情を撮りたい、また、喜ぶ顔を見たいという思いが強くなっていきました。今回、若者や老人(※老人を選んだ理由としては、一番接し方が困難であると同時に、おばぁちゃんの世界を知りたかったから)を対象として研究を進めてきましたが、どれも自分の求めているものが撮れず苦難しましたが、日に日に自分なりの音の提供する仕方や意味が分かっていき、その様子を描いていくといった自分主体のスト-リ-に仕上がっていきました。