私は、今回2002年1月1日から使用開始となった、欧州連合のユーロについて調べていきたいと思います。なぜユーロを調べていこうと思ったかというと、やはり世界で初めての試みである共通通貨の使用によってどのような変化や利点があるのかということに、とても興味を持ったからです。また、この試みは、今後の成り行きを各国も注目していることであると思います。また今後、共通通貨を使うのは欧州連合だけではなく、私たちも使う可能性がないわけではないと思います。ですから、より詳しく知っておくことが大切だと思います。ユーロは、欧州連合が誕生してから数十年経ち参加国も15ヶ国(2002年現在)に増え、ようやく10年以上の準備期間を経て、欧州連合15ヶ国のそのうち3ヶ国のスウェーデン、イギリス、デンマーク以外の12カ国が自国の通貨を永久に放棄し、新しい単一通貨を採用したものです。私は、この卒業論文でユーロとはなにか、ユーロ制定まで道のり、ユーロ参加国・不参加国の国土と人口・不参加国の現状と今後について、ユーロの疑問、ユーロの普及前の問題、ユーロの利点、ユーロの欠点・問題点、ユーロ導入が世界に与える影響などを実例や図・グラフを取り入れながらまとめました。また、ユーロ圏の人々が実際にユーロを使い始めての感想なども取り入れました。そして、ユーロの今後とまとめをして、今後、欧州連合とユーロがどのように拡大していくのかを調べていきたいと思います。